バブルの名残

不動産

収入に対する住宅ローンの割合が増えるほど、リスクが大きくなる為

土地価格が上昇すると、郊外に住む人が増えてくる。

新築に比べ、割安な中古住宅・中古マンションに住む人が増えてくる。

広島市の公示地価、基準地価の総平均(坪単価)
1986年 898,645円
1991年 2,542,752円(バブルピーク、2019年の3.2倍)
2012年 596,135円(底値)
2019年 790,010円(底値2012年の1.3倍)

2019年の土地価格は底値2012年の1.3倍。

まだ、バブルピーク時の三分の一以下とはいえ

中心部に近いほど、土地価格は上がっていますから

既に、郊外あるいは宅地造成した団地に家を持つ人が増え

利便性の高い場所に立つ中古マンションの価格が上昇しています。

中古マンションを売るなら、今、かもしれません。

バブルの頃、土地が高騰しすぎて、東京では通勤2時間以上のところ(千葉、埼玉、群馬・・・)に戸建買ったり、新幹線通勤したりしていましたが

広島でも、山の上や郊外の平成初期に建てられたマンションを見ると

バブルの頃は

土地価格が余りにも高く、こんなとこに

建てたんだろうなと思います。

今の3.2倍の土地価格であれば、中心部に近いところに

とても、住宅を持つことできませんから、無理ありません。

1984年[昭和59年]57万3990円/坪
1985年[昭和60年]56万4968円/坪
1986年[昭和61年]89万8645円/坪
1987年[昭和62年]107万8437円/坪
1988年[昭和63年]136万7519円/坪
1989年[平成元年]193万5180円/坪
1990年[平成2年]226万9781円/坪
1991年[平成3年]254万2752円/坪

これ見ると、土地価格は上昇するものと思い込んでしまいます。

今買っておかないと、また、来年、上がると・・・。

自分が、この渦中にいると、わからなくなりますよね。

渦中に身を置くと

人はついつい、今の状態が永遠に続くように錯覚してしまいますが

過去、そんなことあった試しありません。


土地DATA

バブル期の新幹線通勤ブームで「2階建て」も登場、当時の車両はいま…


この記事を書いた人

梅本

代表取締役
高知高専、岡山大学工学部、NTT、不動産会社勤務後、2001年に会社を設立しました。