ループから抜け出すの意外に簡単

昨日の続き

人には、違いがあって
1.違いがあるから、比較する。
2.比較するから、不安になる。
3.不安になるから、見栄を張る。
4.見栄を張るため、無理をする。
5.無理をするから、ますます不安になる。
不安になるから、また、比較する、見栄を張る。
1→2→3→4→5→1→2→3→4→5・・・・の無限ループ。
このループの外にいる人、見たことないかも・・・。
いや、私が気付いていないだけかもしれません。
あっ、いた!
生まれたばかりの赤ちゃん。

結論から、書くと、2から5までは、実体のない妄想。

妄想を実体あるものとして認識するとループから出られない。


街中を歩くと、あらゆるものを比較して、区別している自分に気付きます。

でも、これは識別能力。

識別能力は、動物にも、備わっていて、これがないと、生きていけない。

道も歩けない、危険も察知できない、狩りもできないから、飢え死にします。

だから、区別、比較して、識別することが問題なのではなく

問題なのは、そこに付随する

嫉妬、羨望、不安、羞恥心、心配、劣等感、引け目、あせり、恐れ、悲しみ、悔しさ、苦しみ、侮蔑

などの実体のない自分の感情。

「お腹が痛い」は、肉体的苦痛で、実体ありますが

「苦しく思う」は、実体がありません。

私より「若い、綺麗、家大きい」は事実なので実体ありますが

それ以降の「嫉妬、羨望、不安、劣等感、引け目」は

実体のない、自分の妄想です。

妄想しないのは無理ですが、自分が妄想していることに気付けばいい。

妄想を実体のあるものとして、認識する→ループの中

妄想を実体のないものとして、認識する→ループの外

ループから抜け出すの不可能かと思っていましたが

意外に簡単。後は、この考えが正しいか、検証すればいい訳です。

比較、区別、認識することで発生する感情を

実体のあるものと、実体のないものに振り分ける。

人は、妄想を実体のあるものとして、認識してますから

これに気付けるかどうかがポイントではないかと・・・。

実体のあるもの:事実。病気(痛い、気持ち悪い、だるい)、肉体的苦痛(つらい、しんどい、休みたい)、生命の危機(熊がいる、刃物を持った人がいる、車が突っ込んできた、飢える)、失業(食べ物が買えなくなる、家賃が払えなくなる、家族を養えなくなる)、お腹いっぱい、腹減った、眠たい、かゆい

実体のないもの:既に終わったこと(過去の記憶)に対する妄想。事実から発生する妄想。事実でないものから発生する妄想。妄想は正しいこともあれば、間違っていることもある。あやふやなもの。ほとんど取るに足りないこと。悩むに値しないもの。余裕があるからこそ、そんなことに悩む時間を取れる。贅沢な悩み。

怒られそうですが、なんか、そんなように思えます。

筋トレは、実体があるし、懸垂は、逆三角形になれるからお勧め。

解決方法:自分の感情を実体のあるものと、実体のないものに振り分ける。「嫉妬、羨望、不安、羞恥心、心配、劣等感、引け目、あせり、恐れ、悲しみ、悔しさ」などの実体のない自分の妄想に気付くこと。

ゴルゴ13だったら

「嫉妬、羨望、不安、羞恥心、心配、劣等感、引け目、あせり、恐れ、悲しみ、悔しさ、苦しみ、侮蔑。実体のない、くだらない妄想だ」

なんて言いそうです。

自分が不安になったとき、怒ったとき、この感情に実体があるのだろうかと

自分を観察すれば、ループから抜けられるかも・・・。

少なくとも、頭を冷やすことはできます。

イラつく、怒る、不安になる対象は、相手ではなく、自分。

自分を客観的に観察できなくなったら、老化。

私が呆けたら、それも分からなくなるのかも。

※妄想:本人はその考えが妄想であるとは認識しない場合が多い。


この記事を書いた人

梅本

代表取締役
高知高専、岡山大学工学部、NTT、不動産会社勤務後、2001年に会社を設立しました。