新幹線の駅ができても土地価格は上がるとは限らない

不動産

広島から鹿児島まで

車で高速使って行くと6時間30分かかりますが

2011年に開通した九州新幹線を使うと

なんと

2時間37分。

むちゃくちゃ短縮されて便利になりましたが

はたして

新幹線開通によって

土地価格は上昇したのでしょうか?

調べてみると

終着駅の鹿児島中央駅はほぼ倍に上昇。

1984年坪50万円⇒バブル時1991年なんと374万円⇒2018年109万円

熊本駅もバブル前より倍に上昇。

バブル前坪26万円⇒バブル時坪202万円⇒2018年坪52万円

バブルのときの土地価格は地方都市であってもすごいですねー。

他の中間駅も調べてみると

意外にも

まったく上がっていない。

駅はできたが

他はなにもない

東広島駅よりもさみしい感じなんですかね?

でも

九州新幹線自体は黒字らしいです。

普通

駅ができると土地は上がる。

でも

新幹線の中間駅はそうでもない。

同じく

幹線道路ができると土地価格は上がりますが

高速道路のインターチェンジができても上がらない?

高速長距離移動の施設は

その土地が持つ集客力

くまもんみたいなのがないと

単なる通過地点で終わってしまって

土地価格は上昇しない。

広島に宮島と平和公園、広島カープがなければ

観光客は広島を通過するだけなんでしょうね。


この記事を書いた人

梅本

代表取締役
高知高専、岡山大学工学部、NTT、不動産会社勤務後、2001年に会社を設立しました。