人は鉛筆の先っちょの先っちょだけを見ている

昨日の夕方

中型の老犬を散歩させている人がいました。

老犬のスピードに合わせて、歩きながら「頑張れ」と声をかけていました。

可愛い子犬が、10数年経つと、老犬になってしまいますが

その変化を買主は、ずーっと見て来た訳で

家族の一員ですよね。

誕生して、成長して、老化する生き物の性質を見ていると

身体は乗り物なんじゃないかと勘繰ることがあります。

人が母親の胎内で造られ、出産するまでの動画を見ると

もう神の領域です。

自分の身体の事、ほぼ分かっていないのが分かります。

科学がこの領域に近づけるのは、数百年かかりそうです。



全ての人がこのように生まれて来る訳ですから

この動画を見ると、例えば、一般人とプロ野球選手の違いは

尖った鉛筆の先っちょの先っちょくらいしか違いがない。

でも、人生はそこで分岐し、歩む人生が大きく違ってきますから

皆、例外なく、鉛筆の先っちょの先っちょだけを見ている人が多い。

やっぱりですね

自分の身体が自分であるかように思い込んでいますが、身体は、乗物ですよ。たぶん。

五感を持ち、外界の状況を検知し

本人の意思に応じて、その環境に適応する

余りにも、自分と密に接しているため、身体を自分と思い込んでいますが、実は乗物。

体の大きい小さい、足が長い短い、顔が大きい小さい、個体差は多少ありますが

おおむね基本性能は、それぞれに備わっていて

不摂生をすれば、体は弱り、病気になり、寿命を縮め

睡眠、栄養、適度な運動をして

メンテナンスすれば、健康を維持し、寿命を全うできる。

なんと、生殖能力まで付き、子供を作ることができる

驚嘆すべき機能を持った乗物でしょう。

間違ってますかね?

生まれながらにして、私達は、現代科学では及びもつかない

超ハイテクの身体を持っているんですが

あたりまえになっちゃって、あたりまえじゃないということに気付かないんですよね。

もしそうだとすれば

普段、雑に扱っているこの身体

ベンツとかプライベートジェットどころの性能じゃないですよ。


この記事を書いた人

梅本

代表取締役
高知高専、岡山大学工学部、NTT、不動産会社勤務後、2001年に会社を設立しました。