中国の三峡ダム

経済

中国水利部の次官は6月11日の記者会見で
https://news.nifty.com/article/world/china/12241-702641/

「中国は全面的に洪水期に入った。計148本の河川で警戒水位を超え、洪水が発生している」と発表。

中国は、今、例年より、遥かに大きい大水害で

ダムの連鎖崩壊が起きているようです。

この下流にある三峡ダム
https://mapper.acme.com/?ll=30.83,111.01&z=12&t=SL&marker0=30.83,111.01,%E4%B8%89%E5%B3%A1%E3%83%80%E3%83%A0

これが信じられない大きさ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B3%A1%E3%83%80%E3%83%A0

高さ185m!長さ2309m!総貯水量39,300,000,000 m³!

今回、中国の水利専門家は

三峡ダムが崩壊すれば、甚大な被害をもたらすと懸念しています。

39,300,000,000 m³=393億トンの水がイッキに放出されると

高さ10mとして、39.3億平方メートル=3930平方キロメートルの地域が水に沈みます。

東日本大震災の時、津波で浸水した面積が、合計561平方キロメートルですから
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201104180575.html

これの7倍!血の気が引きます。

あの大津波より大きいのが、内陸から都市部に襲いかかって来ることになりますから

万一、決壊すれば、被害は東日本大震災を遥かに超えそうです。

人類が経験したことのない内陸から発生する大津波です。

四国の面積18,800平方キロメートル、高知県の面積7,104平方キロメートルですから

高知県の半分以上の面積が水に浸かるみたいな感じです。

しかも、一番下流の上海まで、高低差が余りありませんから

かなりの地域が水没してしまいます。

死者数億人!

流石に、決壊は回避するでしょう。

その為には、下流の都市が水没するとしても、放流するしかありません。

でも、途轍もなく巨大なダムですから、放流する量よりも、流入する量のほうが多ければ・・・。

発表したのが6月11日ですから、もう2週間近く経っています。

中国中央気象台は、22日から25日にかけて、引き続き大雨になると予想しています。
https://www.epochtimes.jp/p/2020/06/58536.html

なにごともなければいいのですが・・・。

もし、私が下流域の都市に住んでいるとしたら

決壊する確率が百分の一でも非難するでしょうね。


この記事を書いた人

梅本

代表取締役
高知高専、岡山大学工学部、NTT、不動産会社勤務後、2001年に会社を設立しました。