砂防ダムが土石流を食い止めました
災害
広島市西区井口台の五つ砂防ダムが最近完成しましたが
2020年7月7日、このうちの一つで土石流が発生。
砂防ダムは、見事にこの土石流を食い止めています。
http://www.cgr.mlit.go.jp/hiroshima_seibu_sabo/press/pdf2020/20200707.pdf
もし、この砂防ダムがなかったら
土石流は住宅地に流れ
また広島の災害が全国ニュースになるところでした。
このような成果を、もっと大々的に報道するべきですね。
災害は報道するが
災害を食い止めた成果については、報道が少ないように思います。
平野の少ない広島では、高度経済成長に伴い、山すそまで宅地化されましたが
土砂災害に弱いマサ土なので、大雨が降ると、土石流が発生します。
広島は、従来そんなに豪雨が発生する場所ではありませんでしたが
日本において、1時間降水量50ミリを上回る大雨の発生件数が
この30年間で1.4倍に増加しています。
このため、災害が発生する頻度が上がってきていますので
砂防ダムと河川の氾濫への対策は、その地域の明暗を分けることになります。
この記事を書いた人
梅本
代表取締役高知高専、岡山大学工学部、NTT、不動産会社勤務後、2001年に会社を設立しました。