なんでもない普通の日常が、幸せの最上級

生活

妹家族が、十数年前、子犬を飼い始めて

その犬も今では、おじーさんになってしまいました。

家族の匂いのついたものがあると、安心するみたいで、毎日リビングで昼寝。

社会人になった子供が帰ってくると

目を輝かせて、全身でうれしさを表現しています。

いつも、リビングに居るのに、帰省した子供がいると

とことこ歩いて、子供の部屋に来て、何する訳でもなく、子供の部屋でじーっとしています。

一緒にいるだけで、幸せなんでしょうね。

なんでもない普通の日常が、幸せの最上級だということを

この犬は理解しているようにも見えます。

人は、動物と違って、想像力を持ち、未来を予測し、文明を発展させ、豊かになる一方

想像力によって、絶えず比較を行い、優劣を競い

今の自分の置かれている状況に不満を持つ習性があります。

この老犬には、今しかない。

将来の不安もない。

無から生まれて、無に帰る。

なんか、潔いですね。


この記事を書いた人

梅本

代表取締役
高知高専、岡山大学工学部、NTT、不動産会社勤務後、2001年に会社を設立しました。