明日のステーキより今日のラーメン

生活

昔、買って頂いた家の前を通ると

売主の記憶、買主の記憶が蘇ります。

同時に、昔の自分と小さかった子供達の記憶も蘇ります。

お客様のところのちょろちょろしていたお子様も、たぶん、大学生か社会人。

その子供達も、仕事して、結婚して、子供が生まれる。

夫婦が継続して、子供が巣立ち、その夫婦もやがて老衰、その他で亡くなる。

当たり前のことなんですが、すごいなと、いつも感心します。

普通に見えるそれぞれの家庭にも、それぞれのドラマがあります。

一見、綺麗な家に住む幸せそうな家族。

でも、表面だけでは、見えてこないところもあります。

むかーし

山口洋子さんという作詞家がいて

本の中で「明日のステーキより今日のラーメン」ということを書いていました。

十代の頃に読んだ本なので記憶はあいまいですが

女性から見れば、高嶺の花の男より、身近でくつろげる男がいいと言う意味だったような気がします。

でも、たまに、ステーキを食べたくなって、浮気して離婚するケース、叉は結婚生活が継続するケース。

食欲と性欲は似ています。

なんというか、生身の体が持つ欲求です。

男も女も所詮、生身ですから

ステーキの焼ける匂いをクンクンするのは、普通のことです。

浮気はしないまでも、ほんのちょっとだけ目移りするのは仕方がありません。

でも、コントロールを誤れば身の破滅。

一人になれば、統計的に早死にするのは男のほう。

女のほうは、逆に寿命が延びます。

これは、男が料理ができないとか、そんな理由ではないと思います。

基本的に、男はツンデレ、寂しがりやなんだと思います。

このことに限らず

考えてみれば、育った環境が異なる男女がくっつく訳で

お互いの常識が食い違うこともありますから

この二人が同じ屋根の下で、一緒に生活していくことは、すごいことです。

子育て、仕事、収入、進学、親族などのことで、一波乱、二波乱、三波乱あることは、普通です。

今日も、それぞれの家庭というステージの中で、夫婦とその子供達がドラマを繰り広げています。

コロナで、外出が減った分、家の中で過ごす時間が増えています。

うちも、取り合えず、継続しています。

我ながら、すごいと思いますね。

けっ、けっ、け。


この記事を書いた人

梅本

代表取締役
高知高専、岡山大学工学部、NTT、不動産会社勤務後、2001年に会社を設立しました。